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2005年 04月 10日
クラシコ
本日深夜、今シーズン2度目のクラシコ。
「クラシコ」という言葉は、いまではもうお馴染みの言葉になっている。
スペインサッカーリーグのバルセロナvsレアルマドリーの名門強豪対決。

この対決を端的に表現すると、

小泉さんがファシスト政権を市民戦争の末に樹立し、
巨人を愛し、関西人に「でんがな、まんがな言うな」「だよね。って言え」
と弾圧する。要は、関西弁も、漫才・落語・浪曲などの上方演芸も、
そして吉本新喜劇をも禁止された状態。
そして、唯一の娯楽が阪神甲子園。
直接対決は年に2度。但し、甲子園では年に1度しかない。
小泉さんは、巨人を愛してやまない。
そしてなにより、その過程で多くの血が流されてる。
その弾圧から解放されて、まだ30年(あやふやな知識)ぐらいしか経ってない。

そんな状態で行われる伝統の巨人・阪神戦を想像するといい。
しかも、バルサとレアルは常にリーグ優勝を2チームで独占しつづけるほどの
強豪同士。

ただ今回は、マドリのホームだ。
東京ドームでの巨人阪神戦なのだ。
甲子園ではない。

私が思うに、やはりクラシコに対する過剰な意識は、
バルサのほうに強くあると思う。
弾圧の歴史と、金満系中央チームに対する僻み、そして、自分の国への愛着。
マドリにしてみれば、勿論、バルサは優勝を競うライバルではあるけれども、
いつも自分たちの悪口を言う生意気な奴らを押さえ込む。
その程度の意識ではないだろうか。

バルセロナでは、
「レアルマドリ」に対して、「このブタ野郎」と公に言える選手が人気を博す。
外国人選手は特に、実行するかどうかは別として、それほどのバルセロナの
人々の心理を意識しているはず。
そして、フィーゴさんは、そのとおり、マドリを公然と「ブタ」呼ばわりし、
外国人ではあるものの、バルセロナの人々に愛され、キャプテンも勤めた。
ところが、彼は、自身が数週間前まで「ブタ」呼ばわりしていたマドリに移籍した。
バルセロナ市民は金で動いたと判断し、彼をペセテーロ(守銭奴)と今でも呼んでいる。
彼は、バルセロナの人々は許してくれると思ったのだろうか。
あるいは、これほど、根にもたれることだとは思わなかったのだろうが、
バルセロナの市民はまだまだ許していない。

クラシコを見るなら、ベストは、
バルサのホーム、カンプノウがいい。人文字に彩られたスタンドとその声援。
試合に対する思いがひしひしと伝わる。

ただ、今回は、久しぶりに「1位と2位」という状態での対決であり、
これを除くと残り7試合ということを考えれば、かなり盛り上がることだろう。
マドリは、バルサとの差を縮め、
昨年ホームで敗れた借り(バルサが2-1で勝ったよ)を返したい。
バルサは、去年の11月に行われた今シーズンのホーム戦の勝利(3-0)のように、
あるいは昨シーズンのアウェー戦でマドリを奈落の底に貶めた再現を狙い、
そして何より、5年間遠ざかっているリーグ優勝を磐石のものとするために。
熱い戦いを見せてくれるはず。

ガラクタコレアルマドリが何も出来ないほどの熱いプレスと、
奴やが追いつけないほどのスピードと華麗なパスワークを期待して、
試合に臨もう。

by fez_maroc | 2005-04-10 23:53 | 【バルサ】


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