2006年 09月 23日
南小国への旅②農家の宿さこんうえの蛙
9/15(金)に遅ればせながらの夏季休暇を取得。
1泊2日で阿蘇-南小国-杖立-日田と巡る旅に3人で出かけた。

9/15に宿泊したのは「農家の宿 さこんうえの蛙

ここには一般のホテルや旅館、民宿に当然にあるものがない。
テレビ、浴衣、歯ブラシ、自販機・・・・・。
そして、肉、魚。
オーナーの河津さんは、民宿ではないと言いきる。

農家の家に泊めて頂くという感じ。
食事は調味料以外は自家製だとか。

どうしても肉・魚が食べたい人は自炊ok。
但し、肉・魚を持参する必要がある。
飲み物もお茶とポットがあるだけで、
酒類も持参(私は阿蘇ファームランドで事前に地ビールを購入。この旅行最初の買い物)。

部屋は2つで、倉を改造した部屋と離れが1つ。
中庭に、台所のある食堂というか、コミュニケーションの場というか、
六角形か八角形かの新築っぽい建物がある。


着いてすぐ、ピザ作り。
阿蘇の溶岩を積み上げたピザ釜があった。
ピザ生地は河津さんが数日ねかせておいてくれていた。

もう一組の宿泊家族”ことちゃん家”ともにピザ作り。

ハルママ1枚、私1枚。ハル家で2枚のピザを丸く伸ばし始める。

ハルママはお菓子系ピザ。
このお菓子系というのは、
河津さんの手作りのジャム約十種類を塗りこみ、
庭に生えてるブルーベリーに実を乗せたもの。

私は一般的なピザを作る。
ピエトロさんで培ったセンスでサクサク仕上げていく。
すぐに火が通るものを下にするのは勿論、
ピザソースのすぐ上にチーズを一面に散らし、
具材はその上に乗せて、具材の上にはチーズを少量。
こうすると具材がよく見えて、見栄えがいい。

「今日は主人が福岡に行っていて私一人なのよ」といいながら、
河津さんはテキパキと料理を運び、
時には我々に指示しながら仕事をこなして行く。

「新聞紙を敷いておいて下さい」
「男性の方1人こちらに来てください」
「ピザ釜の奥のほうにピザを置いて、手前のほうにこの野菜をおいてください」
「15分ぐらいでピザは焼けますから見といてください」

人の使い方は上手だなと思いつつ、
何より河津さん本人が忙しいながらもとても楽しそうにしていることもあって、
逆にこちらが手伝える事はないかなと探してしまうほどにこちらも働いた。

ここでは”お客さん”ではなく、
”共同生活者”というほうが近いのかな?

料理は、野菜を切ってピザ釜に入れておいただけのものに自家製味噌ダレをつけたものや、
煮物、オカラのハンバーグ、味噌鍋等など。
確かに肉、魚はない。

それでもすべてが美味かった。
野菜が美味しい。
ピザは少々焦げ目がついたがうまくいった。

味噌鍋なんかは、
白菜や豆腐以外に、青菜が何種類もあって、
春菊、モロヘイヤ、ねぎ等(他は何の野菜かわからん)が山盛りで、
鍋の直径よりも大きく切ってある。豪快です。

とにかく、何種類の野菜を食べたか想像もつかない。

食事の後は、当然のように、
ハルママと”ことちゃんママ”とで皿を洗い始める。
私と”ことちゃんパパ”はテーブルを片付け、
それぞれの”やんちゃ”どもの面倒をみる。

その後、五右衛門風呂に入り、
そのまま就寝(当然布団の上げ下げはセルフ)。

翌日、朝食をとり、片付けをして去る準備をする。
近くの湧水からひいてきている水を準備しておいたポリタンクに満タンもらう。
昨晩、河津さんが大きなズンドウ鍋に大量の栗を入れて、
十分な余熱の残るピザ釜に収めていた。
朝、取り出すところをことちゃん家、ハル家全員で指を咥えてみていたが、
それも一部お裾分け頂いた。


この宿は、河津さんの思いが一杯詰まったものに見えた。
農家を知ってもらいたい、自然に触れて欲しいとかそういう思い。
そして、それを実行していることにすごく自信を持っていることがよく分かった。

「前のお客さんのお子さんはカエルをおっかけまわしてました」
「子供だけで、ここの犬を散歩して回ってました。
そのお母さんは『子供だけで歩き回れるなんて、すごくいいところ』と言ってました」

話すこと、人と接すること、世話をすること。
これらが楽しくてしょうがないという感じで、
この宿の名物はなにより河津さんというおばさんのキャラクターではないかと思った。
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by fez_maroc | 2006-09-23 22:14 | 【ハル家の一日】


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